クマ相次ぎ出没で警戒強める 仙台・泉区の加茂、虹の丘地区 車と接触も

クマ

仙台市泉区の加茂、虹の丘の両地区で今月、クマの目撃情報が相次いでいる。21日現在で計7件に上り、市や泉署が警戒を強めている。
 両地区における目撃情報は表の通り。21日朝には加茂1丁目の県道北環状線で、乗用車とクマが接触する事故が起きた。
 泉署によると、公園や宅地周辺の道路などでの出没が多い。「バス停の近くにいた」「民家の敷地内から出てきた」といった情報もある。両地区に近い泉区上谷刈でも今月、目撃情報が複数あった。
 目撃されたクマは体長70~100センチ。人的な被害は確認されていない。
 市は19日、両地区に隣接し、クマが生息するとみられる水の森公園(青葉区)内に7カ所ある散策路の出入り口を全て封鎖した。21日には、公園内に捕獲用のわなを設置した。
 泉署も両地区の巡回数を増やし、複数台のパトカーを走らせるなどして住民に注意喚起している。
 加茂地区に住む無職曽山肇さん(77)は「今まで地区でクマが目撃されたことはほとんどなかった。注意が必要だと感じる」と話した。

タイトルとURLをコピーしました