クラウドワークスは6月2日、クラウドソーシングサービス「クラウドワークス」内に、モノづくりに特化したサービス「メイカーズワークス」を新設したことを発表した。従来のウェブやIT分野だけでなく、製造や建築などリアルなモノづくりの現場と、全国のフリーランスをつないでいきたいとしている。
「メイカーズワークス」
メイカーズワークスは、製造業や建築業に携わる事業者と、プロダクトデザイナーや機械、回路、建築などのCAD設計者やオペレーターといった、モノづくりに関わるスキルを持つ全国のフリーランスをマッチングさせるサービス。
当初はマッチングのみだが、将来的には3DプリントサービスやOEMなどの製造施設、設備をもった事業者とも提携し、メイカーズワークスで試作・量産段階になったプロダクトアイデアの製造プロセスへの橋渡しをしていきたいとしている。
メイカーズワークスでカバーする領域
2012年3月にサービスを開始したクラウドワークスは、2014年5月時点で累計発注社数が約3万社、会員数は16万5000人を超えるという。登録された仕事の予算総額は100億円を超え、月間流通総額は20倍以上に成長しているそうだ。
なお、クラウドワークスサービス「ランサーズ」も、KDDIとともに地域特化型のマッチングサイト「ランサーズプレイス」を4月に開始。地方の中小企業が提供する、工事や清掃、士業といった“非IT系”の仕事情報を中心に掲載し、それらを利用したい企業、または個人ユーザーとマッチングさせるとしている。