クラフトビールずらり30種超 仙台に専門店

仙台市青葉区中央2丁目にあるクラフトビール=?=の専門店「クラフトマン」が人気を集めている。昨年12月開店で、ビールを注ぐタップ(蛇口)の数は国内有数の31を誇る。クラフトビールのブームにも乗って来店客を増やしている。
首都圏で飲食店チェーンを展開するプロダクトオブタイム(東京)が運営。クラフトビールの専門店としては2店目で、ピルスナーやホワイト、ブラック、エー ルなど常時30種類を超えるビールを置く。通常のタップ以外に、バーカウンターの壁には30のタップがずらりと並び、たるから直結でビールが注がれる。
国産銘柄が大半を占めるのも特徴で、やくらいビール(宮城県加美町)など地元産もある。川又康二店長(38)は「どの醸造所も熱意を持ってビールを造っている。レベルは格段に上がっている」と説明する。
ビアマネージャーの今泉哲さん(41)はクラフトビールについて「ワインより手軽で、ウイスキーより味の違いが分かりやすく、いろいろ楽しめる。喉越しだけではない魅力を味わってほしい」と強調する。
150ミリリットルのビール3種類の飲み比べセット(1050円)も提供しており、今泉さんは「好きな味を見つけてもらえれば」とアピールする。
一つのたるは10~15リットル入りで、人気商品は数日でなくなる。川又さんは「一期一会もクラフトビールの魅力。宮城県産の食材にこだわったイタリア料理と合わせて楽しんでほしい」と呼び掛ける。

[クラフトビール]大量生産される一般のビールに対し、小規模な醸造所で少量生産される地ビールの総称。さまざまな味わいがある。海外に加えて近年は国内の醸造所が増えブームになっている。

タイトルとURLをコピーしました