日本サッカー協会が12月のクラブワールドカップ(W杯)の日本開催を返上する方針を固めたことが7日、複数の関係者の話で分かった。新型コロナの影響で、国際サッカー連盟(FIFA)と協議している。
日本協会創立100周年の記念事業の一環で、5年ぶりの国内開催に向け準備していた。感染拡大リスクに加え観客制限による採算面も厳しく、日本での実施は困難との結論に至った。
クラブ世界一を決めるクラブW杯の代替開催地と時期は流動的で、FIFAが検討を続ける。
クラブW杯が来年にずれ込んで12月の日程が空けば、同月19日に天皇杯全日本選手権決勝を実施する案も浮上している。