クリオネ新種を富山湾で発見 富山大きょう発表

富山大は、富山湾で「氷の妖精」と呼ばれるクリオネ(和名・ハダカカメガイ)の新種を発見した。魚津水族館によると、クリオネは日本近海ではオホーツク海に生息しており、富山湾で見つかるのは珍しいという。12日に発表する。

6~11日に行った理学部の富山湾洋上演習で、湾内の深層で広範囲にわたって見つかった。

同水族館は「これまで目撃情報はあったが、調査のサンプルとして手に入ったのは貴重。富山湾の水温が低い深層で生息できる種かもしれず、今後の調査に期待したい」と話している。

クリオネは冷たい海に生息し、触手を使って巻き貝を捕まえて食べる。2016年に北海道蘭越町の「貝の館」の学芸員らがオホーツク海で約100年ぶりに4種目となる新種を発見し、話題となった。

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