クルーズ船、新たに15人の感染確認 健康観察は終了

新型コロナウイルスの集団感染が起きた大型クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号について、厚生労働省は15日、急病などで下船して医療機関に搬送されるなどしていた乗客のうち、新たに15人の感染が確認されたと発表した。厚労省によると、15人は50~70代の男女で、7人に症状はない。日本人は6人。すでに5人はその後の検査で陰性が確認されて退院しているという。

 また、下船後に政府の宿泊施設に滞在していた乗員の健康観察が15日で終わった。乗員は16日までに施設の退所を終える予定。これでダイヤモンド・プリンセス号の乗客乗員への健康観察はすべて終わったという。

 このほか、厚労省はダイヤモンド・プリンセス号で、症状がなく船内のウイルス検査が陰性で下船した乗客計1011人について、下船後2週間の健康フォローアップの期間が終わったと発表した。

 厚労省によると、1011人は2月19~23日に下船。健康フォローアップ期間中に熱やせきなどの症状があった人が124人いて、うち62人が医療機関を受診をしたという。症状はないが希望のあった人らも含めて249人が検査を受け、7人が陽性だったという。

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