クルーズ船全員にウイルス検査実施へ 感染なければ下船

加藤勝信・厚生労働相は15日、新型コロナウイルスの集団感染が起きている、横浜港に停泊中の大型クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号に乗っている乗客について、全員ウイルス検査を受けてもらう方針を発表した。検査の結果、新型ウイルスに感染していないことが確認できれば、健康観察期間が終了する19日以降に下船できるという。

【写真】新型肺炎に感染した患者を搬送するため、大型クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号の近くに集まった多くの救急車=2020年2月7日午後0時13分、横浜港・大黒ふ頭、朝日新聞社ヘリから、杉本康弘撮影

 また、厚労省は乗客乗員のうち、新たに67人の感染が確認されたと発表した。うち、38人は発熱やせきなどの症状がなかったという。67人は順次医療機関に搬送する。これで、乗客乗員3700人余りのうち、のべ930人の検査が終わり、うち285人の感染が確認された。

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