もし最近、あなたがクレジットカードをほとんど使っていないなら、あなたのクレカに対する「常識」はすでに時代遅れかもしれない。
クレカの手数料に対する考え方や、クレカの日々の使い方が変わりつつあるからだ。この記事では令和時代のクレカの「新常識」を紹介する。
■まだ差し込んでいる?そんなあなたは時代遅れ!?
「タッチ決済機能」が搭載されたクレジットカードを利用する人をよく見かけるようになった。コンビニなどでの買い物時、決済端末にカードを差し込まず、端末の液晶部分などにかざして一瞬で決済が終わる機能だ。
かつてはタッチ決済という機能自体がなかったが、最近はクレジットカードを新規に発行した場合や、有効期限を迎えて新たなカードに更新された際、この機能がついているケースが多い。
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ただし、タッチ決済だけで決済が完結するのは「上限額」の範囲内であるということを知っておきたい。基本的には1万円が上限となっており、上限を超えると「タッチ決済+パスワードの入力」や「タッチ決済+サイン」が必要になる。
■そもそもクレカを「持って歩く」のは過去のこと!?
クレジットカードをスマートフォンに事前登録しておけば、クレジットカードを持って歩かなくても外出先で決済ができる時代になっている。
iPhoneの場合、「Apple Pay」という機能を使えば、クレカを持ち歩かなくてもクレカ決済ができる。Androidでは、「Google Pay」が使える。
■ゴールドカードでも「年会費無料」は当たり前に!?
以前はゴールドカードを持つためには年間費がかかるのが当たり前だったが、最近では年会費無料のゴールドカードも増えている。
年会費が無料のゴールドカードでも付帯特典や還元率が充実しているケースもあるので、クレジットカードの見直しの際には、さまざまなゴールドカードを比較してみよう。
ちなみに「条件付き」で手数料が永年無料になるゴールドカードもある。その条件とは「初年の利用額がいくら以上で〜」といった具合だ。そのカードをメインカードとしようと思っているのなら、クリアするのはそう難しくない金額が条件に設定されているケースも多い。
■せっかくの恩恵を享受するために
クレジットカードは以前よりも便利に、そしてお得に使えるようになりつつある。しかし、昔作ったカードをそのまま使っていたり、便利な機能を使いこなせなかったりすれば、せっかくの恩恵を享受できない。
一度、クレカを見直してみてはどうだろうか。
文・岡本一道(政治経済系ジャーナリスト)
国内・海外の有名メディアでのジャーナリスト経験を経て、現在は国内外の政治・経済・社会などさまざまなジャンルで多数の解説記事やコラムを執筆。