早稲田大本庄高等学院(埼玉県本庄市)の女子生徒らの研究グループが、カイコの餌にな るクワの葉から「植物の宝石」とも言われる鉱物のプラントオパールを発見した。イネなどでは既に知られていたがクワから確認されたのは世界初として、英語 論文が植物学の国際専門誌「Flora」の2月号に掲載された。
プラントオパールはケイ酸の結晶。植物が地中から水とともに取り込んだ物質から作られ、植物ごとに形が違う。
13年9月、クワの葉を顕微鏡で観察したところ、大きさ50マイクロメートルほどの鉱物を発見。元素分析をした結果、まだ確認されていなかったクワのプラントオパールだと判明した。