米グーグルは30日、日本語での検索に生成AI(人工知能)を組み込む新サービスの試験運用をはじめたと発表した。
希望する利用者の閲覧ソフトやアプリに機能を提供する。従来の検索結果に加えて、様々な情報から生成した短い文章を表示するほか、情報源にしたサイトへのリンクも同時に表示する。
当面はパソコンの閲覧ソフト「クローム」と、スマートフォンの「グーグル」アプリが対象。登録した利用者から順次使えるようになる。機能をオンにすると、関連する情報をまとめた短い文章が上部に表示される。さらに質問を追加して、文脈にあった回答を求めることもできる。信頼できる情報がない場合には表示しない。
グーグルが生成AI搭載の検索サービスを導入するのは米国に次いで2カ国目。当面は、入力内容をグーグルが学習に利用することに利用者が同意する必要がある。