ゲンジボタル 住宅街に乱舞

何の変哲もない宮城県白石市中心部の水路で、ゲンジボタルが乱舞している。周辺でホタルの保護活動は特に行われておらず、自然に増えたとみられる。
市役所から南へ車で数分、住宅街沿いの館堀。夏至の21日は午後8時前から100匹近くが黄緑の光を点滅させ、短い命を燃やしていた。まるで家の明かりや街灯と競い合っているかのようだ。
市は白石城下を流れる掘割の定期的な川干しや清掃で、ホタルが育つ環境が整ったとみる。地元住民の一人は「ここ数年、ホタルが増えてきた。川がきれいになり、自然が戻ってきたのかもしれない」と話した。

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