清涼飲料最大手の日本コカ・コーラは31日、12月半ばから始める冬の節電対策を発表した。全国の自販機約60万台について1日3~4時間、冷却運転を停止し、1台につき通常運転の24%の節電につなげる。震災などの災害時に無料で飲料を提供するシステムと太陽光発電を備えた新型の自販機を年1千台、設置していく計画だ。
電気需要のピークの時間帯に合わせ、自販機に内蔵するコンプレッサー(圧縮機)をタイマー設定で停止して節電する。東京電力のほか、東北、関西、九州電力管内も含め、全国のコカ・コーラの自販機の約6割で行う。今夏の東電と東北電力管内の約35万台に比べ、倍近い規模だ。
清涼飲料自販機協議会も同日、屋内自販機の24時間消灯の継続に加え、屋外の自販機で、蛍光灯の数を減らすことを検討すると発表した。