コストコ商品も展開 ダイシンが8月、仙台・名掛丁に初の都市型店舗

20、30代女性や若年層に照準

 「ダイシンネクスト」と命名した新業態で、名掛丁店が1号店となる。郊外の幹線道路沿いに展開するダイシンのアンテナショップ的な位置付け。中心商店街の玄関口という好立地を生かし、20、30代の女性や若年層を主なターゲットに商品のPRを図る。

 売り場面積は約205平方メートル。2棟の建物を行き来する店舗の構造にする。家電や調理器具、ペット用品、家庭用品のほか、会員制倉庫型店「コストコ」の商品など「ネクスト」向けに選んだ商品を展開する。

 ホームセンターとしては小規模だが、近隣のダイシンの在庫を活用するなどし、既存店との相乗効果を見込む。車での訪問が主流の郊外店に対し、コンビニのように気軽に立ち寄れる店舗をイメージする。

 出店を巡っては、昨年閉店した「たかしょう金物本店」「タカハシ靴店」の土地と建物をいずれも4月にアイリスグループの不動産会社が取得し、グループで活用策を検討してきた。

 アイリスオーヤマの大山健太郎会長は河北新報社の取材に「(出店理由の)第一は地域活性化。中心商店街にシャッターが下りているのは寂しい。街を活気づけることに協力したい」と語った。同商店街振興組合にも既に加盟したという。

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