宮城県は13日、2011年産米の放射性セシウム濃度を調べる稲刈り後の本検査で、9市町村71地点の玄米が全て不検出だったと発表した。このうち大河原町など6町村は36地点の本検査で安全が確認されたとして、県は出荷自粛措置を解除した。
自粛が解除されたのは、角田市と合わせ計7市町村になった。
本検査を終えた6町村36地点の内訳は、大河原町5(旧大河原町、旧金ケ瀬村)、柴田町5(旧槻木町、旧船岡村)、丸森町14(旧丸森町、旧金山町、旧小斎村、旧大内村、旧筆甫村、旧館矢間村、旧大張村、旧耕野村)、富谷町2、大衡村4、大郷町6(旧大谷村、旧粕川村、旧大松沢村)。いずれもセシウムが存在しないか、測定下限値(1キロ当たり20ベクレル)未満だった。
一方、大崎市の判明分は22地点(旧三本木町、旧古川町、旧志田村、旧富永村、旧敷玉村、旧高倉村、旧宮沢村、旧清滝村、旧長岡村、旧下伊場野村、旧荒雄村)で残りは33地点となった。
仙台市は7地点(旧根白石村、旧大沢村、旧広瀬村、旧七北田村、旧秋保村、旧生出村)で不検出を確認。残る6地点の調査は近く行われる。
大和町は6地点(旧宮床村、旧吉岡町、旧吉田村、旧鶴巣村、旧落合村)で不検出だった。14日に残る2地点の測定結果が判明する見込み。