コロナ5類移行 仙台市は休日夜間診療3カ所で対応

仙台市は27日、新型コロナウイルス感染症対策会議を市役所で開き、5月8日の感染症法上の「5類」移行後、感染が疑われる患者の休日夜間診療を市夜間休日こども急病診療所(太白区)、市急患センター(若林区)、市北部急患診療所(青葉区)の3カ所で応じる方針を決めた。

 こども急病診療所の医師を現在の1人から2人に増やし、受け入れ態勢を拡充。北部急患診療所の小児科は検査や診察のスペースを確保するために休診する。7日までは市保健所の依頼に応じ、こども急病診療所で軽症者を診療する。

 土日祝日に軽症の急病患者を診察していた仙台オープン病院(宮城野区)の臨時外来は、5類移行に合わせて閉鎖する。自宅療養者らへの食料品や日用品支援も終了する。

 毎日公表している市内の新規感染者数は、季節性インフルエンザと同じ市内44の定点医療機関の報告に基づき、週1回発表する方向で検討している。

 郡和子市長は会議で「新型コロナが終息したわけではなく、感染が再拡大すれば対策の強化が必要となる。市民が安心して日常生活を送れるよう、機動的に対応してほしい」と求めた。

 市は27日、5類移行について相談に応じる専用ダイヤルを設けた。連絡先は090(1666)1076=午前9時~午後5時=。

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