コンテンツのヒット、「後から飛びつく人」が1160万人

 博報堂DYメディアパートナーズと博報堂の共同研究プロジェクト「コンテンツビジネスラボ」は22日、「コンテンツファン消費行動調査」2014年度版の結果を発表した。
 それによると、「ヒットするコンテンツ」の背景には、いわゆる“アーリーアダプター”と呼ばれる「(1)新しく興味深いコンテンツを探し求める層(コンテンツハンター層)」と、いわゆる“フォロワー”と呼ばれる「(2)コンテンツハンター層の後を追いかけ世の中のヒット現象そのものに反応する層(ヒットライダー層)」の2層が存在しており、「ヒットの条件」としては、ヒットライダー層が欠かせないことが明らかとなった。「ヒットライダー層」は、コンテンツ利用者全体の26.1.%を占めており、国内で推計1160万人とされている。
 「ヒットライダー層」は、複数のコンテンツや作品に対してフォロワーとして(コンテンツを)消費するが、「コンテンツそのものやストーリーのみの情報」には反応せず、「友人・知人とのコミュニケーションを目的にした祭」に便乗する語りでコンテンツを消費する傾向があるとのこと。
 この「ヒットライダー層」は、昨年度に大きな人気を博した16コンテンツのうち2つ以上のコンテンツに常に接触していた。特定のコンテンツカテゴリに分散して存在するのではなく、異なるカテゴリのフォロワーが重なっていることが特徴となっている。

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