【ニューヨーク時事】英紙フィナンシャル・タイムズ(電子版)は20日、日産自動車会長のカルロス・ゴーン容疑者(64)が、同社と仏自動車大手ルノーの経営統合を計画していたと報じた。日産の取締役会は統合に反対し、阻止する手だてを模索していたという。
同紙によると、日産の取締役の一部は数カ月以内に合併が実現する可能性があるとみていた。ゴーン容疑者は、両社の20年近い提携関係を「不可逆」にするため、統合を計画していたという。
同紙は複数の関係者の話を基に、ゴーン容疑者が統合計画の「けん引役」だったと指摘。日産の取締役会から激しい抵抗に遭っていたと伝えた。