粘りが少なくあっさりした味が特徴のササニシキ誕生60周年を記念した稲刈り体験会が18日、仙台市泉区の「熊谷農園」であり、市民15人が参加した。
生産者の熊谷幸夫さん(67)が参加者の前でコンバインで刈り取りする様子を見せ、作業する上のこつを説明。参加者はエンジンを止めたコンバインに乗車して記念撮影した。稲の脱穀などの体験もあった。
青葉区の会社員大堀文瀬さん(41)と一緒に参加した長男の直君(4)は「コンバインが格好良かった。いつか乗って刈ってみたい」とうれしそうだった。
JA全農みやぎがササニシキの魅力を消費者にPRする事業として主催。5月には熊谷農園で田植え体験会を実施した。ササニシキは1963年に現在の県古川農業試験場で誕生し、本年年産で60周年を迎える。