サマンサタバサのスタンプ 大河原の女性考案

若い女性に人気のバッグブランド「サマンサタバサ」が公募した、無料通信アプリLINE(ライン)のスタンプデザインを、大河原町の女性会社員が手掛け話題になっている。女性は「みんなが使ってくれるのがうれしい」とデザインの採用を喜んでいる。

手掛けたのは、ソフト開発などのIT関連会社「ジェットインターネット」(大河原町)に勤める上野綾子さん(33)。同ブランドを運営するサマンサタバサ ジャパンリミテッド社が昨年9月に公募した、クマのキャラクターをテーマにした同社20周年記念のLINEスタンプデザインに応募した。
スタン プはLINE上で感情を表現するイラストのこと。上野さんは「若い女性向けのブランドイメージに合うように」と、パソコンを使って愛くるしいクマのデザイ ンを制作。ゴルフをしたりピンクのバッグを持ったりしている図柄が選ばれ、その後、ほかのデザインも依頼された。現在、専用画面で1個120円で購入でき る40種を含む48種を手掛けた。
スタンプ制作に伴う報酬はないものの、上野さんは「わたしが作ったスタンプを全国の人が利用してくれるのはうれしい」とはにかむ。
ジェットインターネットの晋山孝善社長(59)は「有名ブランドにデザインが採用されたのは喜ばしい。地方でも面白い仕事ができるということを発信していきたい」と話している。

タイトルとURLをコピーしました