サラリーマンが選ぶ「立ち食いそば満足度ランキング」

30~50代の男性食通サラリーマン200人が足繁く通っている各種チェーン店のNo.1をアンケートの結果をもとに決定。サラリーマンの胃袋を格安で満たしてくれる至極のメニューとは?

◆大満足の“ワンコイン”ランチ。最強そばチェーンはここだ!

安くて早いサラリーマンの昼の強い味方、そばチェーンの、ワンコインランチの満足度ランキングを紹介していこう。

<ワンコインそばの満足度ランキング>

1位 富士そば(75票)
2位 ゆで太郎(41票)
3位 箱根そば(27票)
4位 小諸そば(22票)
5位 嵯峨谷 (16票)

圧倒的な票数で1位に輝いたのは富士そば。絶品メニューランキング(※下記参照)でも3つの商品がトップ5入りを果たした。1位の肉富士そばは「肉の旨味が最高」(32歳・出版)と支持を集めたほか、2位のかつ丼も「ボリュームがあってうまい」(38歳・広告)と人気だ。

⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1396498

 富士そばに次ぐ2位に入ったゆで太郎は各店舗で打つ自家製麺が売りで、「冷やしのそばの喉ごしは立ち食いそばのレベルを超えている」(36歳・建築)という意見に代表されるように「冷たいそばならゆで太郎」という声が多かった。さらにそば好きライターの本橋隆司氏は「ゆで太郎なら昼は絶対セットを頼むべき」と断言する。

「もりそばに日替わりの丼が付いて500円の“日替わりランチ”がオススメです。値段に対して質・量ともに十分なお得感ですよ。しかも11~16時と提供時間も長い。僕はゆで太郎で単品を注文することはありません」

3位には小田急沿線を中心に展開する箱根そばが入った。一番人気はコロッケそばで、「カレー風味のコロッケの味が食べ進めるごとにツユに溶け出し独特の味になる」(32歳・商社)と、“ここでしか味わえない味”が人気のようだ。4位の小諸そばは40代から上の世代の票を多く集めている。

「この世代が20代だった頃、そばチェーンで初めて生麺を使用するようになったのが小諸そばなんです。根強い人気があるのも頷けますね」と本橋氏。

一方、新興勢力の中で健闘したのは5位の嵯峨谷。

「石臼で挽いた十割そばが280円という低価格で食べられることから徐々に勢力を拡大している」(本橋氏)とのこと。また味奈登庵の富士山もりにも注目だ。神奈川県のみの展開で上位には入らなかったが、「500円で1kg食べられるのは魅力」(30歳・営業)とインパクト大。

一口にそばチェーンといっても各社特徴はさまざま。店ごとの強みや特色を把握しつつ、自分好みの楽しみ方を見つけてみるといいだろう。

<絶品メニュー ベスト5>

1位 肉富士そば(富士そば)
たっぷりの豚肉と卵がのったガッツリ系だが揚げ物と違い食べやすく、人気。税込み470円

2位 かつ丼(富士そば)
分厚いかつがのったかつ丼。甘すぎず辛すぎない絶品のタレが食欲をそそる。税込み490円

3位 もりそば(ゆで太郎)
麺の量が2倍になる2枚もりを頼んでも470円とワンコインに収まる優良メニュー。税込み320円

4位 ゆず鶏ほうれん草そば(富士そば)
夏場は冷やしがメインだが、温かいそばのほうがゆずの風味が増すとのこと。税込み430円

5位 コロッケそば(箱根そば)
カレー風味のコロッケが他店にないこともあって固定ファンも多い。税込み500円※店舗により異なります

【本橋隆司氏】
そば好きライター。フリーランスの編集・ライター。立ち食いそば好きで
『立ち食いそば図鑑 東京編』『立ち食いそば図鑑 ディープ東京編』などを執筆

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