サル並み? 共産・志位氏と立民・泉氏がSNSで改憲めぐり大舌戦 「とんでもない考え違い」「すぐに敵味方を色分けするな」にあきれる声も

日本共産党・志位委員長(左)と立憲民主党・泉代表

日本共産党の志位和夫委員長と、立憲民主党の泉健太代表が、SNSで大舌戦を繰り広げている。

口火を切ったのは志位氏だ。10月23日午前9時47分、自身のTwitterにこう書きこんだ。

《維新の会が「憲法9条改憲の突撃隊」となっていることは明らかであり、もしも立憲代表が憲法をめぐって維新と協力の余地ありと考えているとしたら、とんでもない考え違いというほかない。野党ならば「与党の補完勢力」「改憲の突撃隊」と正面から対決すべきです》

泉氏が、憲法論議をめぐる日本維新の会との関係を「じつはそんなに、差があってないようなもの」「(国会の)憲法審査会で議論すればよい」などと発言したことを受けてのものだ。

志位氏のツイートに、泉氏は激しく反発。同日の午後6時42分、志位氏のツイートを引用したうえで、自身のTwitterにこう書き込んだ。

《協力の余地? 憲法を「議論する」と言ったまでで、協力の余地ありなどとは一言も言っていませんが…。ずいぶん見当違いな認識と批判です。

日々住民のために頑張る方々や各議員には素晴らしい方もおられるのですし、敵味方をすぐに色分けし、異論は許さないという考え方こそ改められては》

志位氏はこの日、福井市で演説。そして泉氏のツイートを知ってか知らずか、自身のTwitterに午後7時11分、こう書きこんだ。

《(福井の演説会で)今の政治を変える方法は野党共闘しかありません。共闘を再構築する最大の力は、平和、暮らし、民主主義…国民の闘いを発展させることにあります。

維新など「与党の補完勢力」と正面から闘う姿勢を確立してこそ、「今の政治を変えたい」という国民の願いに応えることができます》

「立民と維新は、9月に、政策6項目について合意。臨時国会が召集されると、さらに2項目について合意するなど、“共闘”姿勢を強めています。さらに、憲法審査会での議論に応じる姿勢を示した泉氏に対して、志位氏が釘を刺したわけですが、泉氏のツイートには『大人げない』という声が上がっています」(政治担当記者)

泉氏のツイートに、Twitterでは一時、《#泉健太の代表辞任を求めます》というハッシュタグまで登場。だが、野党同士で「大舌戦」となっている事態に、SNSではあきれる声が上がっている。

《大乱闘の様相だなぁ。引用は泉さんだけど、志位さんの方も荒れてそう》

《憲法を議論すると言ったら志位さんが怒って泉さんも言い返してそれを見てたリベラルな人達が泉さんはやめろとハッシュタグ運動を始めて…。あー恥ずかしい》

《泉さんと志位さんは国会議員同士なんだから、会って話すか、電話でもすればいいのに》

SNSで始まった「論戦」が収まる日は来るのだろうか。

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