サントリー、被災地活性化へ助成先12件 宮城県内分の第3期

サントリーホールディングスは29日、東日本大震災の被災地で地域活性化を目指す団体・個人を応援する「みらいチャレンジプログラム」第3期助成金の県内の支援先12件を発表した。

 サントリービバレッジソリューションの稲葉通東北支社長らが県庁で記者会見し、「地元宮城の活動を息長く支えたい」と述べた。伝統工芸の普及に取り組む仙台市の建築家早川欣哉さん(50)も助成先代表として出席し「銅細工を仙台市民が誇る代表的な工芸品にしたい」と意気込んだ。

 プログラムは同社などが2011年から実施する「東北サンさんプロジェクト」の一環。23年7月から1年間の活動に対する支援で、1団体当たり100万円を上限に助成する。岩手、福島両県の個人・団体を含め、総額約3000万円を支援する。

 早川さん以外の県内の助成先は次の通り(かっこ内は主な活動場所、敬称略)。

 榎森保乃(塩釜市、仙台市)▽一般社団法人女川未来会議出島プロジェクト(女川町)▽特定非営利活動法人子どもの村東北(仙台市)▽西城潔(東松島市)▽坂口奈央(気仙沼市)▽末永拓郎(石巻市)▽一般社団法人東北シティジャズヒストリー(仙台市)▽戸倉Sea Boys(南三陸町)▽中新田地区商店街にぎわいづくり委員会(加美町)▽株式会社Beyond Lab(女川町)▽一般社団法人Reborn-Art Festival(石巻市)

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