サントリーHD、「65歳定年制」来年4月から導入

サントリーホールディングス(HD)は11日、来年4月1日から「65歳定年制」を導入すると発表した。まず持ち株会社である同社だけで導入し、以後、傘下のグループ会社への展開を進めていく。
[表] 希望退職者に厳しい現実「まさかこの歳で…」 製造業の雇用受け皿喪失
 60歳の定年後も希望者全員を雇用することを企業に義務付ける「高年齢者雇用安定法改正案」が成立したことを受けた。
 60歳以前の約6~7割の給与で、配置に関しては本人の希望や適性などを考慮する。
 新制度の導入で新卒採用数を減らすなど、60歳以前の人事処遇体系を変更することはないという。
 同社はこれまでも、2006年に60歳の定年を迎えた社員の雇用期間を最長5年まで延長する制度を導入。昨年は再雇用希望者の98%が同制度を利用した。

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