マー君も大ファンの人気アイドルグループ「ももいろクローバーZ」がスポーツ報知にお祝いのコメントを寄せた。3日にKスタで始球式を行い、マー君と健闘を誓い合っていた5人は「田中投手と私たちは約束しました。『いつか、一緒にテッペンとる』ってね」。日本シリーズに向けては「日本で、世界で、イヤ、宇宙で、もはやブラックホールにストライクを決めてください」と壮大すぎるエール。仙台市出身のお笑いコンビ「サンドウィッチマン」も「東北の底力、見せてもらいました」と大興奮だった。
楽天の応援大使を務め、05年の創設以来ファンのサンドの2人は今季の勝因に、11年の東日本大震災の影響を挙げた。
「あの震災以降、楽天は2段とばしに強くなった。被災地から子どもたちを呼んだりしてるから下手なプレーもできない。気持ち入っているのは見てて分かりますよ」と伊達。富澤も「復興は気持ちの面が大きいから、これでまた(復興が)進むんじゃないですかね。東北の底力、見せてもらいました」と感慨深げだ。
マー君の活躍には妻のタレント・里田まいの力が大きいと見る。「すごいらしいっすね、内助の功。ご飯も一生懸命作っているみたいですし」と伊達。「そういや、だいぶ前に里田まいと仕事したとき、2ショット写真撮って田中に『彼女ができました』ってメールで送ったんですよ。すると『ちょっと待ってください』って異常に焦った返事が来ましたよ」と愛妻家ぶりも披露した。
創設以来9年間のMVPとして2人が名前を挙げたのは、05~11年に楽天に在籍していた山崎武(現中日)だ。「いまだに楽天の4番は武さんのイメージ。あの人がいたから、楽天はなめられなかった」と伊達。「お酒飲めないのに、国分町(仙台の繁華街)でのサイン数は断トツ。すごく仙台を愛してくれた。東北を離れても、いまだに『被災地、大丈夫か』とか気にかけてくれる」とグラウンド外の貢献も口にした。
一方、富澤は楽天の変貌ぶりに目を見張る。「初期はオモシロ球団だった。あのころは6回ぐらいでもうダメだってお客さん帰っちゃって。今は逆転勝利が多くて9回までいるもんね」と時の流れを実感。
次はCS、日本シリーズ。「楽天は先発陣も駒がそろっているし、短期決戦に強いはず。報知さんには申し訳ないけど、巨人を破っての日本一はもう決定事項ですよ」と気炎を上げた。