サンマで復興支援 気仙沼、女川…宮城産を加工

 障害者の作業所やグループホームを運営する宮城県柴田町の社会福祉法人「はらから福祉会」は、東日本大震災で被災した県内の漁港に水揚げされたサンマを使った新商品3点を開発し、販売を始めた。
 新商品は、内臓を取り除いたサンマ1匹を丸ごと焼いた「香りさんま 一本塩焼風」(税込み180円)、甘辛いたれを染み込ませた「さんまの天ぷら味付け」(150円)、すり身が3個入った「さんまのつみれ汁」(250円)。
 いずれも気仙沼や女川の各漁港で水揚げした宮城産サンマを使用。同県七ケ浜町で運営する就労支援施設「みお七ケ浜」で、障害者ら約40人が調理や包装を手掛ける。
 同会は「マグロやカレイ、サバを加工した商品も開発している。地元食材を使って復興支援に貢献したい」と意気込む。
 商品は密封後に加熱処理しており、常温でも保存できる。法人本部や、みお七ケ浜で販売しているほか、電話での注文も受け付ける。
 連絡先は法人本部営業部0224(58)3443。

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