サンマの町の心意気 女川「収穫祭」炭火焼き1万匹振る舞いへ 格安販売は中止

全国有数のサンマの水揚げを誇る宮城県女川町で24日、「おながわ秋刀魚(さんま)収獲祭2017」(女川魚市場買受人協同組合主催)が開かれる。サンマの不漁で各地の祭りに影響が及ぶ中、東日本大震災からの復興が進む「サンマの町」の心意気を示し、来町者をもてなす。
同町の秋の風物詩として知られ、今年で20回目。サンマの炭火焼きは例年の約2倍の1万匹、つみれ汁は5000食を用意して無料で振る舞い、海難遺児や災害被災地への義援金を募る。提供するサンマは国内の市場から調達し確保する方針。サンマの格安販売は、魚の確保が難しいため中止となった。袋詰めは実施する予定。
町内の小中学生や、アイドルグループ「BiS」、歌手の嘉門タツオさんが出演するステージイベントも開催し盛り上げる。
協同組合の高橋孝信理事長(73)は「秋刀魚収獲祭は町を挙げてのイベント。何としてでも開催しようと用意を進めてきた」と意気込む。
会場はJR女川駅前の商業エリア。午前9時~午後4時。雨天決行。連絡先は女川みらい創造0225(24)8118。

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