サンマ大漁、脂乗り上々 仙台市中央卸市場に今季初入荷

仙台市若林区の市中央卸売市場に19日朝、今年初めてサンマが入荷した。入荷量は約20トンに上り、昨年(約1トン)を大きく上回った。秋の味覚のお目見えに市場は活気づいた。

 入荷したサンマは、北海道根室市の花咲港と厚岸町の厚岸港で水揚げされた。サイズは1匹100グラム前後が約6割を占め、1匹70~80グラムが多かった昨年に比べて大きかった。

 競り値は1キロ当たり1300~2300円。大ぶりの魚体は昨年の4割ほどの値段だった。この日競り落とされたサンマは仙台市内のデパートや、宮城県内のスーパーなどに並ぶ予定。スーパーでの店頭価格は1匹200~300円になる見込み。

 水産物卸売業仙台水産(若林区)の本郷淳遠海部次長(45)は「例年に比べ脂の乗りが良く、量も多かった。いい出だしとなったので大漁を期待したい」と語った。

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