昨年(2017年)は記録的な不漁だったサンマが、今年は豊漁で安くなりそうだ。きのう28日(2018年8月)、宮城県・気仙沼港では今季初となるサンマの水揚げがあり、昨年の半値以下での取り引きとなった。漁師も「日を追うごとに1隻あたりの水揚げトン数は増えている」と話す。

北海道の根室漁協花咲卸売市場でも、先週24日(2018年8月)は1キロあたり約700円だったが、きのう28日は227円にまで下がった。

無料「目黒のさんま祭り」今年はひと安心

これに胸をなでおろしているのが、毎年9月に無料でサンマをふるまう「目黒のさんま祭り」(東京)の中崎政和・実行委員長だ。「去年はヒヤヒヤしながらやってましたんで、今年は本当にうれしいです。今年のサンマは脂がのって大きくて、たくさん獲れているということなので、いいさんま祭りになると思います」とホクホク顔だ。

サンマの寿命は2年で、0歳魚と1歳魚しかいないのだが、水産庁の発表によると、今年は1歳魚が日本近海に多くやってくる見通しとなっており、大きくて肉厚、脂がのっているサンマが期待でるという。東京では1尾100円前後で買えそうだ。

浜田敬子(「ビジネスインサイダージャパン」統括編集長)「昨年は高いので1回ぐらいしか食べませんでしたが、今年は遠慮なく買えますね」

玉川徹(テレビ朝日解説委員)「この時期は冷凍じゃないサンマを食べられるのがいいんですよね。刺身とか焼いた内臓が美味しいですよ」