ワタナベエンターテインメントは24日、特殊詐欺グループとされる反社会的勢力が主催する会合へ参加したことが報じられていた、お笑いコンビ・ザブングル 松尾陽介(42)と加藤歩(44)を当面の間、謹慎処分とすると発表した。
書面では「本件は、過日、週刊誌にて報じられた通り、特殊詐欺グループとされる反社会的勢力が主催する会合へ参加したことによるものです」と伝え「当人たちにヒアリングを行ったところ、番組などで日頃お世話になっている他事務所の先輩芸人の方からお誘いを頂き、お断りすることは失礼にあたるということ、また、参加される先輩芸人の方々のお名前を確認し、存じ上げている方ばかりだったということで信用してしまい、急遽の連絡だったことから事務所に報告・確認すること無くお引き受けしてしまったと確認が取れました」と説明した。
続けて「報道されていたような金額ではありませんが、帰り際にご連絡頂いた先輩芸人より、直接金銭を受領したということも認められました。その会合が反社会的勢力の主催であったことの認識は当人たちには無かったとはいえ、コンプライアンス違反と社内にて重く受け止め、今回の処分に至った次第です」と記し「日頃から所属タレント及び、社員に対して、コンプライアンスの遵守を徹底してまいりましたが、このような処分に至り、それが不十分であったと責任を重く受け止めております」とした。
ザブングルの2人も「この度は、いつもお世話になっております関係者の皆様、応援してくださっている皆様にご迷惑をおかけし、申し訳ない気持ちでいっぱいです。お世話になっている他事務所の先輩の急なお誘いとはいえ、事務所に相談・報告することなく参加してしまった自身の確認不足、認識の甘さにより、このようなことになり本当に申し訳ございませんでした」と謝罪。「相手先が反社会勢力の団体と知らずとはいえ、そのような場に不用意に参加してしまいましたこと、深く反省しております。二度とこのようなことのないようにいたします」とコメントしている。
所属事務所は「この度は、関係各位、応援してくださっている皆様に多大なご迷惑をおかけいたしましたこと、深くお詫び申し上げます。二度とこのような事態が起こらないよう、改めて、所属タレント、全社員にコンプライアンスの遵守、意識向上をより一層徹底させて参ります」としている。
同日には、吉本興業もお笑いコンビ・雨上がり決死隊の宮迫博之(49)、ロンドンブーツ1号2号の田村亮(47)、レイザーラモンHG(住谷正樹 43)、ガリットチュウの福島善成(41)、くまだまさし(46)、ザ・パンチのパンチ浜崎(38)、天津の木村卓寛(43)、ムーディ勝山(39)、2700の八十島宏行(35)、2700の常道裕史(36)、ストロベビー・ディエゴ(41)の芸人11名を当面の間、活動停止の謹慎処分とすることを発表した。