鹿角の松館しぼり大根、山形市の山形セルリー 地理的表示(GI)登録
農林水産省は9日、地域の農林水産物・食品のブランドを保護する地理的表示(GI)保護制度の対象に、鹿角市の「松館しぼり大根」、山形市の「山形セルリー」、長崎県対馬市の「対州そば」の3品目を追加登録したと発表した。長崎県産品は初の登録で、農水省のGI登録は35道府県の61品目と海外1品目の計62品目となった。東北の登録は計12件となる。
農水省によると、松館しぼり大根は、鹿角市八幡平松館地区で栽培されている地方在来種の辛み大根。辛み大根としては大型で、肉質が硬く貯蔵性が良い。
山形セルリーは成長しても繊維が柔らかく、シャキシャキとした食感で、えぐみ・苦みが少ない。
対州そばは、食味・風味に優れ、苦みがあるそばの原種に近い特性がある。