シャープ、「TSUTAYA」と提携 コンテンツ20万点を配信

シャープは5日、12月に発売する多機能端末「GALAPAGOS(ガラパゴス)」向けのコンテンツ配信事業で、「TSUTAYA(ツタヤ)」を展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)と提携すると発表した。11月に共同で新会社を設立。CCCのネットワークを活用して書籍やマンガ、映画、ゲームなどのコンテンツを調達し共同で配信する。
 サービス名は「TSUTAYA GALAPAGOS」で、12月にスタートする。当初は電子書籍約3万冊で始め、来春には映画やゲーム、音楽などに広げ、約20万点の配信を目指す。新会社への出資比率はシャープが49%、CCCが51%。
 シャープは、DVDレンタルや書籍販売で培ったCCCの調達力を活用し、抱負で幅広いコンテンツを取りそろえ、先行する米アップルの「iPad」を追撃する。一方で CCCも、調達したコンテンツをより有効に活用できるメリットがある。
 ガラパゴスは、タッチパネル式のカラー液晶画面で5.5インチと10.8インチの2機種。無線LAN機能を使い、コンテンツを定期配信する。電子書籍機能では、縦書きやルビなど日本語特有の表現に対応した独自規格「XMDF」を採用した。日本経済新聞や毎日新聞、東洋経済新報社などからもコンテンツの提供を受ける。

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