シャープ、スマートフォンでも「GALAPAGOS」を利用可能に – アプリ公開

TSUTAYA GALAPAGOSは2日、シャープ製スマートフォンに向けた電子ブックストアアプリ『GALAPAGOS App for Smartphone』の提供を開始した。出荷台数が100万台を超えるシャープ製端末ユーザーに向けて、電子書籍販売サービスの展開が可能になる。GALAPAGOS App for Smartphoneは、Android搭載のシャープ製スマートフォンで利用できる電子ブックストアアプリ。同社は昨年12月より、電子書籍や雑誌などを販売する電子ブックストアサービス「TSUTAYA GALAPAGOS」を、シャープ製メディアタブレットなどに向けて展開していたが、かねてより告知されていたように、スマートフォンからの利用が可能になった。提供機能はメディアタブレットと同様。本棚UIやビューア、定期購読の自動配信などの機能を備える。コンテンツは、「日本経済新聞 電子版」など一部を除き、電子書籍や雑誌、新聞を購読することができる。
アプリ版では、端末上でユーザー登録ができるほか、会員登録をせずにゲストモードでの試し読みもサポートしている。なお、同サービスでは、1アカウントにつき購読コンテンツを3台まで利用できる。メディアタブレットで購入したコンテンツを別のスマートフォンで読むことも可能だ。
同アプリを利用できる端末は、「IS03」「IS05(今春発売予定)」(au)、「LYNX 3D SH-03C」(NTTドコモ)、「GALAPAGOS SoftBank 005SH」「GALAPAGOS SoftBank 003SH」(ソフトバンクモバイル)、「DM009SH」(ディズニー・モバイル)のシャープ製6機種。アプリは、Androidマーケットまたはシャープのポータルサイト「GALAPAGOS SQUARE」から無料でダウンロードできる。他社製端末ではアプリを起動できない仕様となっている。
Androidアプリで新たな層へリーチ
シャープによると、昨年12月よりサービスを開始した「TSUTAYA GALAPAGOS」利用者層の7割強が30~50歳代。若年層や女性層などに普及が進むスマートフォン向けアプリの投入は、新たなユーザー層へのリーチという点で期待がかかる。他社製スマートフォンのサポートも気になるところだが、コンテンツの表示品質や技術面、ビジネス上の問題などから、「自信をもって提供できる自社製端末から」(同社)提供を開始。マルチデバイス展開の構想もあり、アプリを自社端末に制限していく方針ではないと説明した。 TSUTAYA GALAPAGOSでは今後、電子書籍に限らず、映像や音楽などメディアコンテンツの配信も予定している。

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