[東京 28日 ロイター] – 日本経済新聞電子版とNHKは28日、シャープ<6753.T>が新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大を受け、マスク生産に乗り出すことが分かったと伝えた。
日経によると、マスク不足を受けた政府の緊急要請に応じて、異業種から参入するのは初めてという。3月半ばにも1日当たり15万枚の態勢で生産を始め、同月中にも市場に投入。政府はコロナ対策の予算を投じて後押しする。
シャープは三重工場(三重県多気町)でマスクを生産する方針で、液晶ディスプレーを生産する同工場のクリーンルームなどを活用。まず3つの製造ラインで作り始め、最終的には10ラインで1日50万枚まで増やす計画という。