“ジャニーズ解体”会見欠席の藤島ジュリー景子氏の手紙で母メリー氏の“毒親”ぶりが明らかに

ャニーズ事務所は2日の記者会見で「SMILE-UP.」に社名を変更後、故ジャニー喜多川氏(享年87)から性加害を受けた被害者への補償業務に専念し、それが終了した後に廃業すると発表した。

 一方、タレントとマネジメント契約を結ぶエージェント会社を新たに設立し、社名は公募するという。

 ジャニーズ事務所“解体”発表の記者会見を欠席した、前社長で創業一族の藤島ジュリー景子氏の手紙を代読したジャニーズアイランド社長の井ノ原快彦(47)から、ジャニー氏の姉で母親の故・メリー喜多川氏(享年93)の“毒親”ぶりと、ジュリー氏自身がパニック障害であることが明かされた。

《私自身はメリーと話をすることを極力避けてきた人生でした》というジュリー氏は、メリー氏との母娘関係について次のように綴っている。

《母メリーは私が従順な時はとても優しいのですが、私が少しでも彼女と違う意見を言うと気が狂ったように怒り、叩き潰すようなことを平気でする人でした。20代の時から私は時々、過呼吸になり、倒れてしまうようになりました。当時、病名はなかったのですが、今ではパニック障害と診断されています》

 メリー氏の命令でジャニーズ事務所の取締役に就任したというジュリー氏が、あるときタレントや社員の環境を整えようと社内改革をしようと試みたところ、ジャニー氏、メリー氏を怒らせたことで、08年からの10年間ほど事務所に足を踏み入れていないと綴っている。

相続税逃れの批判に対しては…

 今回、ジュリー氏が同社の100%株主であり続けることについて、《実は多くのファンドの方々、企業の方々から私個人に有利な条件で買収のお話もたくさんいただいております。そのお金で相続税をお支払いし、株主としていなくなるのは補償責任もなくなり、一番楽な道だと何度も何度も多くの専門家の方々からアドバイスされました》と、被害者に対して法を越えた補償を遂行するためと説明。

 すでに指摘されている事業承継税制の活用で相続税の支払いが猶予されている件についても、《今後私は全ての関係会社からも代表取締役を降ります。また、ジャニーとメリーから相続したとき、ジャニーズ事務所を維持するためには事業承継税制を活用しましたが、私は代表権を返上することでこれをやめて、速やかに収めるべき税金全てをお支払いし、会社を終わらせます。ジャニーズ事務所を廃業することが私が加害者の親族としてやりきらなければいけないことだと思います。ジャニー喜多川の功績をこの世から一切なくしたいと思います》と宣言している。

 ジュリー氏は母・メリー氏について次のように結んでいるが、9月7日の会見で同様の話をしていれば、あらぬ疑惑やバッシングは生まれなかった可能性がある。

《今回は初めて公に話をしたメリーは本当にひどい面も多くあったのですが、優しい一面もあり、自分の母でもあり、皆さまの前でお話したいことを過呼吸にならずにお伝えできる自信がなく、このようなお手紙にさせていただきました。誠に申し訳ございません》

 ジュリー氏が有言実行するか、世間が注視している。

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