ジャニー氏による性被害…生々しい証言の数々 事務所のスタッフに相談も「『デビューしたければ我慢』と…」 特別チームがヒアリング結果報告

ジャニーズ事務所が設置した「外部専門家による再発防止特別チーム」が29日、東京都内で会見を行い、前社長の故ジャニー喜多川氏(2019年死去)の性加害を事実認定した。 【写真】ジャニーズ性加害問題当事者の会の平本淳也代表らメンバー 特別チームは調査報告書の中で、ジャニー氏による性被害について多数の生々しい証言を、被害者からのヒアリング結果として掲載。多数の未成年者に対して「性器をもてあそび、口腔性交を行ったり肛門性交を強要したり」していたことが明らかになったとした。 証言の中には「就寝後にジャニー氏が布団に入ってきて口腔性交された」「『YOUも寝なよ』と言われ尻を触られた」などと当時の状況を具体的に明かしたものが多数あり、「一晩で複数のジャニーズJr.に性加害を行うこともあった」「3回泊まると1回は性加害を受ける感じ」との告白もあった。「翌日、1万円渡された」と金銭のやり取りがあったとの証言も複数あった。 性加害を受けた背景として、特別チームは「性加害を受ければ優遇され、拒めば冷遇される」との認識が広がっていたと指摘。性加害の後、「仕事は明らかに増えた」「コンサートで序列が良くなった」などの証言があり、「『YOUはソロでデビューさせるから』と言われた」と明かす被害者もいた。 また、事務所のスタッフに性加害について相談したところ「『デビューしたければ我慢するしかない』と言われた」との証言をした被害者もいたとしている。

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