ジャンクフード「たばこより脅威」 国連が警告、規制訴え

 国連のデシューター特別報告者(食料問題担当)は20日までに、高カロリーで栄養バランスが悪いジャンクフードなど不健康な食品について「地球規模で、たばこより大きな健康上の脅威となっている」と警告、課税などの規制を急ぐよう各国に促した。
 新興国や発展途上国の経済発展に伴い、肥満が世界的に深刻な問題となっていることを受けた発言。デシューター氏は19日、ジュネーブでの会合で「世界はたばこの規制で団結したように、適切な食事に向けた大胆な枠組み条約に合意する必要がある」と提言した。
 さらに「国際社会は深刻な問題となっている肥満や不健康な食事について十分な注意を払っていない」と苦言を呈した。
 デシューター氏は2012年に国連人権理事会に提出した報告書でも、不健康な食品への課税やジャンクフードの広告の取り締まりなどを実施するよう提言していた。(共同)

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