7月11日、オラクル・レッドブル・レーシングとスクーデリア・アルファタウリは、2023年のF1の残りシーズンの間、ダニエル・リカルドがレッドブルからアルファタウリにローンで移籍すると発表した。
この日、シルバーストンで行われたタイヤテストでの好結果を受けてリカルドはアルファタウリへの即日ローン移籍が決まり、7月21〜23日のハンガリーGPから、角田裕毅のパートナーとして、アルファタウリからF1に復帰することになった。
「ダニエルがチームに復帰してくれることを大いに喜んでいる」とスクーデリア・アルファタウリのチーム代表であるフランツ・トストは語った。
「彼のドライビングスキルに疑う余地はなく、また彼は我々の多くを知っており、打ち解けるのは早いだろう。また彼の8勝の経験がチームに多くの利益をもたらしてくれるはずだ」
また、今回のリカルド移籍にともないシートを失うことになったニック・デ・フリースに対しては「チームに貢献してくれたニックに感謝し、彼の将来の幸運を願っている」とコメントを残した。
一方レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は「ダニエルはレースから離れている間も調子を落としておらず、シミュレーターでの経験をトラックで発揮してくれていた。タイヤテスト時のタイムは競争力があるもので、とても印象的なドライブだったし、シーズンの残りが楽しみだ」とコメントした。
そしてF1復帰を果たすリカルドは、「レッドブルファミリーとしてトラックに戻ることになり、とてもワクワクしているよ!」と短いコメントを残している。