スズキ、世界初の燃料電池スクーター貸し出しへ

スズキは21日、燃料電池スクーター「バーグマン フューエルセル」を試験的に貸し出すと発表した。

2019年3月までに計18台を希望する企業などに使ってもらい、量産の採算性を見極める。

燃料電池は水素を燃料として使って発電し、その電力でモーターを動かすため、排ガスを出さない。国土交通省は昨年8月、量産に必要となる「型式指定」を行っていた。燃料電池スクーターの型式指定は世界で初めてだという。

小型の燃料電池を後部に、水素タンクを中央部にそれぞれ搭載した。時速60キロ・メートルで走行する場合、水素を満タンにすることで120キロ・メートル走ることができる。

スズキは静岡、福岡、神奈川の3県にバイク用の水素の充填(じゅうてん)設備も整備する。

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