スズキは24日、新型軽自動車「ハスラー」を来年1月8日から発売すると発表した。
アウトドアやスポーツなど幅広い用途で楽しめるよう、スポーツ用多目的車(SUV)と乗用車を組み合わせた新ジャンルの軽自動車。
車台(プラットホーム)は「ワゴンR」を採用したことで、広い室内空間も確保した。色も11パターンの組み合わせから選べるなど豊富に取りそろえた。
同日会見した鈴木修会長兼社長は、「実用的な軽自動車をつくってきた。欠けていたのは、遊び心がなかったことかなと。大きい車だけが、遊び車じゃない。小さい車でも遊び車は必要だ」と、新ジャンルの軽自動車を開発した意義を強調した。
ガソリン1リットル当たりの燃費性能は29・2キロ。設定した四輪駆動車については、急な坂を下る際に車速を7キロに維持する機能に加え、雪道などの滑りやすい路面での発進をサポートする「グリップコントロール」を軽自動車として初採用した。
月販目標は月5000台。価格は104万8950~157万6050円。