スズキ「ワゴンR」に新低燃費技術 初のリチウムイオン電池搭載、軽量化も

スズキは6日、主力軽自動車の「ワゴンR」に新たな低燃費化技術を導入するとともに車両の軽量化を実施し、燃費を大幅に改善した新型車を開発、発売した。あわせて派生車「ワゴンRスティングレー」も投入した。
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 価格は110万9850円からで、両車種で月1万6000台の販売を目指す。
 軽自動車では初めてリチウムイオン電池を搭載。オルタネーター(発電機)で起こした電力をリチウムイオン電池などに効率良くためる同社独自のエネルギー回生技術「エネチャージ」や時速13キロ以下になると自動でエンジンを停止する「新アイドリングストップシステム」など3つの新技術を搭載した。自然吸気エンジン搭載モデルでは軽ワゴンでトップレベルとなるガソリン1リットル当たり28.8キロの走行を可能にした。
 また、高張力鋼板(ハイテン)の割合を高めるなどして車両を最大70キロ軽くしたことも燃費改善につながった。
 発表会に出席した鈴木修会長兼社長は、国内軽自動車市場について「軽自動車の構成比が上がった。4社で生産、8社で販売する時代。今後も競争は続く」と話した。

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