[東京 16日 ロイター] スズキ(7269.T: 株価, ニュース, レポート)は16日、ベトナムに四輪車の新工場を建設し、生産を移転すると発表した。総投資額は約10億円で、2013年中の稼働を予定する。初年度の年産能力は10年度実績比67%増の5000台とし、ベトナム市場の拡大に対応する。
スズキのベトナム子会社は、96年からドンナイ省ビンダ工業団地内の工場で二輪車と四輪車の製造販売を手がけてきたが、二輪車については06年から近郊のロン・ビン工業団地内に完成した新工場に生産を移していた。四輪車についても二輪車工場の隣接地に新工場を建設し、移転する。現工場の敷地はベトナム政府からリースしており、移転に伴って返却する予定。
ベトナムの四輪車市場は11年は11万台程度となる見通しだが、20年には18万台まで拡大するとの一部予測もある。