スズキは10日、新型『スイフト』の概要を明らかにした。新型は3代目に当たり、欧州では今秋から販売がスタートする。
新型はスズキの世界戦略車に位置づけられ、日本、欧州、インドなど、世界各国へ投入。外観はキープコンセプトだが、力強いデザイン、高い安全性と運動性能、燃費向上やエミッション低減が追求された。
新型のボディサイズは、全長3850×全幅 1695×全高1510mm、ホイールベース2430mm。現行モデルと比較すると、新型は90mm長く、5mmワイド、10mm背が高い。ホイールベースは50mm延ばされた。
ボディには高張力スチールを使用し、現行型よりも軽量化を進め、剛性もアップ。トレッドは前10mm、後ろ 5mm拡大され、ワイドタイヤの採用と相まって、高いハンドリング性能を実現する。
ガソリンエンジンは、1.2リットル直列4気筒デュアルVVTで、最大出力94ps/6000rpm、最大トルク12kgm/4800rpmを発生。現行の1.3リットル(欧州仕様)よりも排気量を縮小しながら、若干のパワーアップを達成している。欧州複合モード燃費は20km/リットルと、約2.8km/リットル改善。CO2排出量は116g/kmで、現行比で17%の向上を果たした。
1.3リットル直列4気筒ディーゼルは、2011年初頭に追加予定。欧州複合モード燃費は23.8km/ リットル、CO2排出量109g/kmと、現行比で約7‐8%改善される。
インテリアは、ダイナミックさを強調した仕上げ。ブラックを基調に、アクセントにシルバーがあしらわれる。
新型スイフトは、欧州ではハンガリー工場で6月10日から生産がスタート。欧州では今秋、販売が開始される。
レスポンス 森脇稔