スバルは、追加リコールを国土交通省に届け出たことを受け、今年の「日本カー・オブ・ザ・イヤー」の選考対象になることを辞退する方針を固めた。昨年も無資格検査問題で辞退している。今年は、全面改良したSUV(スポーツ用多目的車)「フォレスター」が、最終選考対象の10車種に選ばれていた。スバルは今月5日、ブレーキなど安全性能の出荷前検査で見つかった不正が、不正を公表した9月28日以降も続いていたと発表。8日国交省に追加リコールを届け出た。
一方、スズキも9月に公表した検査データ改ざん問題を受けて、選考対象となることを辞退した。今年は20年ぶりに全面改良した軽四輪駆動車「ジムニー」が有力候補に挙がっていた。スズキは一連の問題を受け、国土交通省に問題の調査報告書の提出を求められている。