宮城県村田町のスポーツランドSUGOに、町内産の発酵食品を使った料理やスイーツを提供する「SUGO CAFÉ」がオープンした。先月25日に運用が始まった東北自動車道菅生スマートインターチェンジ(IC)から約3キロの町道に面し、入場料なしで利用できる。
運営会社の「菅生」が約2億9000万円かけて管理棟(鉄骨2階、延べ床面積約722平方メートル)を新設。2階は従業員のオフィスで、1階にカフェが入る。町内の事業者が製造するみそ、納豆、酒かすといった発酵食品を取り入れ開発したメニューを提供するほか、レトルトパックにした土産品なども扱う。
カフェの開業を契機に、モータースポーツに縁遠かった層の取り込みを目指す。管理棟の駐車場で、地元産品のマルシェや子ども向けのモータースポーツ教室などを開く予定だ。
6日に管理棟の完成式があり、遠藤渉社長(58)は「『蔵の町』村田の伝統的な観光資源とモビリティー(乗り物)の先進技術を結び付ける、SUGOの新しいランドマークにしたい」と語った。
カフェの営業は平日午前10時~午後5時、土日午前9時~午後6時。水曜定休。