NTTドコモは19日、 スマートフォン(高機能携帯電話)向けメールサービス「ドコモメール」の提供を10月下旬から開始すると発表した。当初は1月に提供する予定だったが、サービスの機能改善などに改修時間がかかる見通しで、大幅に延期されることになった。
ドコモメールは、現在提供されている「spモードメール」をクラウド環境で提供するサービス。ドコモのスマホやタブレット端末から送信されたメールはドコモのサーバーに保管されるため、機器などに不具合が発生しても容易に復旧できる。また、アドレスなどを登録すればパソコンなど多様な端末からアクセスできるのも特徴。
ドコモは2012年10月にドコモメールの提供時期を2013年1月としていたが、その後に3月に延期。さらに提供時期が未定としていた。同社は提供時期の再三の延期について、「一部開発内容における抜本的な見直しが必要なことが判明したため、サービス品質を改善し機能向上を図るため」としている。
同社関係者によると、メールとアプリを同時に起動した際に実行速度が落ちるなど機能低下が発生しやすい事象の改善に取り組んでいるという。