ジャストシステムが発表した「インターネットに関する利用動向調査」の結果により、“若者のPC離れ”の傾向が浮き彫りになったことが、ネット上で話題となっている。
この調査は、同社が15~69歳の男女1100人を対象に行ったアンケート(期間:2014年9月29~10月2日)。10月10日の同社の発表によれば、スマートフォン利用者に「各種メディアにおけるプライベートでの1日の視聴・閲覧平均的時間」を聞いたところ、15~19歳の若者の“PCでのネット利用時間”は88.2分だったという。2013年9月の同調査では143.9分だったことと比較すると、約3分の2以下と大幅に減少していることがわかる。
この結果はプライベートでの視聴・閲覧時間を表しているが、スマートフォンが普及した今、デスクワークのない10代の若者にとって、PCは不要といえるのかもしれない。ツイッター上では、
「パソコンってすっかりビジネスマン専用デバイスになったよな。一般消費者はスマホでほとんどのことできちゃうから、PCの必要性が激的に下がってきてる」
「これは本当にそう。大抵のことはスマホで済んでる。週のうちPCの電源を入れるのは週末ぐらいだ」
という声が上がっているのだ。さらに、
「ドラック&ドロップに戸惑ったり、フォルダやディレクトリ、保存の概念が判らない学生が増えたよ」(原文ママ)
「今どきの若者はソフトウェアの機能を有効に使えない人が多い」
とPC独自の操作や機能を扱えない若者が多くなったことを指摘する声も多数あがっている。なお、キーボードについても、「そしてもうすでにキーボードを使えない若者が大量発生中」などという指摘があるが、
「長文の文字入力でさえ, 最近の若者はソフトウェアキーボードを器用に使いこなしているから, PC 何って感じだよね」
という意見もあり、スマートフォンの進化でPC機能が代替されていることもあるようだ。
時代とともに変わる“パーソナルコンピューター”事情。フロッピーディスクやトラックボールマウスなど、見かけなくなったPCアイテムはたくさんある。ひと昔前は“カフェで仕事”というのも信じられなかったはずだ。今の10代が社会人になる頃には、また新しいビジネススタイルが生まれていることだろう。
(R25編集部)
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