【ワシントン=柿内公輔】米調査会社IDCが29日発表した多機能携帯電話(スマートフォン)の2011年市場予測によると、世界総出荷台数は前年比49・2%増の約4億5270万台に達する見通しだ。
スマートフォンに搭載される基本ソフト(OS)別シェアでは、米グーグルの「アンドロイド」が39・5%で初めてのトップに立つ見込み。15年には45・4%までシェアを伸ばすとみられ、市場の半ばを握る勢いだ。米国やアジアの主要携帯端末メーカーが相次いでグーグルのOSを採用する動きが、シェア急増に結びついている。
2位はノキア(フィンランド)傘下の英「シンビアン」が20・9%、3位は米アップルの「iOS」15・7%、4位はリサーチ・イン・モーション(カナダ)の「ブラックベリー」14・9%と続いている。