スマートフォン体験のネットカフェがオープン 東京・新宿

 携帯電話とPDA(携帯情報端末)が合体した「スマートフォン」を体験できるカフェが、東京・新宿に11日オープンした。台湾メーカーの日本法人「HTCニッポン」(東京都港区、ジェニファー・チャン社長)が企画。店内ではゆっくり休憩しながら、最新のスマートフォンでインターネット閲覧を楽しめる。
 スマートフォンは、ポケットに入る小さな本体に、携帯電話の音声通話やネット接続機能に加え、パソコンのようなキーボード、大きめの画面を組み合わせ、ビジネス文書閲覧ソフトなども搭載した多機能端末だ。数年前から欧米で浸透し、日本ではPHSのウィルコムが17年末にシャープ製スマートフォンを導入、人気に火を付けた。
 HTCは2005年に世界で約695万台を供給したスマートフォン製造大手。昨年7月にNTTドコモから端末を発売して日本に進出、ソフトバンク対応機種も加えて販路を広げている。
 小田急新宿駅構内に開設された「HTCモバイルインターネットCafe」はテーブルやカウンター席にスマートフォン14台を備え、大学生やOLらが試していた。日本導入が近い最新機種も特別展示されている。
 3月末に携帯電話事業に参入したイー・モバイルもシャープ製端末で顧客開拓を狙うなど、市場は一層活性化しそうだ。

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