スマートフォン市場の急成長は続いており、携帯電話市場全体の2倍のペースで伸びている。調査会社IDCが最新の調査結果を発表した。
IDCによると、2010年第1四半期の世界スマートフォン出荷台数は5470万台、前年同期から56.7%増加した。同じ期間、携帯電話の出荷台数は21.7%伸びた。携帯電話出荷台数のうちスマートフォンが占める割合は14.4%から18.8%に上昇している。
2010年は、スマートフォンは認知度の向上や手ごろなデータプラン、景気回復の恩恵を受けて売り上げが増えるとIDCは見込んでいる。
ベンダー別では、依然としてNokiaが首位を維持し、BlackBerryを擁するResearch In Motion(RIM)が2位となっている。上位2社がシェアを伸ばせずにいる一方で、3位のAppleはiPhoneの出荷台数を2倍以上に増やして、 RIMとのシェアの差を10ポイントから約3ポイントに縮めている。4位のHTCと5位のMotorolaも、Android携帯で出荷台数を大幅に拡大している。