スロットカーのサーキットコース「みんなのサーキット」が、仙台市青葉区上愛子にオープンした。実車の24分の1のミニカーを走らせるコースは1周約70メートル。スロットカーコースとして国内最長という。
スロットカーは通電した溝(スロット)があるコースをコントローラーで速度調整をしながら走らせる。32分の1向けの約35メートルのコースもあり、どちらも6台が同時走行できる。
カーレース経験がある泉区の医師渋谷彰良さん(38)が愛好者を増やそうと、自費で空き事務所にコースを設けた。メーンコースは、昨年9月に営業終了した仙台ハイランド(青葉区)のメーンコースを模した。
オープン初日の4月29日は首都圏からも愛好家が訪れた。埼玉県草加市の自営業斎藤克義さん(54)は「実車のサーキットのように広がりがあって楽しい」と笑顔を見せた。
渋谷さんは「スロットカーをきっかけに、プロのレーシングドライバーになった人もいる。親子で楽しんでほしい」と話した。
今月中にレーシングドライバーの養成で使うシミュレーターを設置する。営業は月曜を除く午後2~11時。有料。連絡先は022(392)5635。